(新)さんっ、ななっ、はっち ~本店~

(新)さんっ、ななっ、はっち ~本店~

新しい『さんっ、ななっ、はっち ~本店~』です

いちこま@羽後本荘でゆっくり過ぎるくらいまったりとコース料理を楽しむ

前夜の大宴会は俺らの歓迎会?だったということで、今宵は両親の古希祝い会本番。
と言うことで、やってきたのが いちこま てすよっと。

なんでも予約すればコース料理がいただけるとのことで、
わくわくしながらの訪問です。
雰囲気のいい2階の一室に案内されおっちゃんこ。
本日のメニューにわくわく感がもりあがる。

姪っ子の華麗な仕切りと挨拶で開宴ですよっと。


まずは、いりこの佃煮をアテにひっかける。
甘さ控えめなのがいいですな。

お隣席のおばちゃんたちの盛り上がりがちょとうるさく感じつつ、
いりこをつまんでいると、きたきたきたよー。
伊予柑と季節野菜のカクテル仕立てがキター。

伊予柑とそら豆、赤カブ、ゼリーの下には長芋の千切りとセロリかな。
よく混ぜて口に含むとほどよい酸味と色んな食感が押し寄せる。
カクテルグラスの不安定さを気にしつつ一気に食べちゃった。

お次は、砂肝のコンフィ~タイ風サラダ仕立て~と季節の魚の幽庵焼きとお刺身。

ソムタムの青パパイヤをズッキーニで代用し、砂肝のコンフィを乗せたサラダ。
ちょっと混じっているキュウリに意識がいきすぎて、なかなか気づかなかったズッキーニ。
生でもいけるんだねー。これ、かなりアリアリ!
幽庵焼きは魚種を失念してしまったが、皮パリ身ホクで良かったなぁ。
刺身は春告魚(メバル)でね。しっかりとした身肉でさっぱりとした食味。
アオサ入りの醤油はコクを増すためのものだったのかなぁ。

色んな工夫に感心しつつ、次まだー、となってたとこにやってきたのが里芋のすり流し碗(帆立乗せ)。

男鹿産のわかめに里芋とホタテの揚げ物が乗っかり、
たっぷりの里芋のすり流しがかけららた椀もの。
しゃきっとしたわかめと対象的なやわかいすりおろし。
里芋とホタテの揚げ物がいいアクセント。
これはサクッと胃に消えた。

ここで噂の 美酒の設計 を頼んでみた。

華やかで甘やかで飲みやすい。酸味の強めな酒が好きな俺にはちと物足りないが、
7担当の人の下にはどビンゴだったみたい。
そら次の皿が俄然欲しくなるのだが…。
来ない、なかなか来ないのだ。
いりこをしなぶり耐えていると…

由利牛 亀の子のロースト~蕗味噌、じゃが芋のピューレ~ がキター。

本来の順番と入れ替わったのはいいとして、サラッと胃袋に消えた椀ものが来てから
30分ほど待たされつづけたもんだから、みんな一気に飛びかかる(笑)
内ももの希少部位と言うのは分かるけど、たった2枚は口さみしい。
肉々しい赤身にばっけ味噌を包み頬張ると塩味、甘味、苦味がいい塩梅で。
肉を包んでいた桜葉の風味も加わっているのかな?

もっと、もっと食いたひ…となるのはみんな同じようで。
我先にと肉を頬張る我が一族(笑)
じゃが芋のピューレも濃厚で美味かったけど、いかんせん肉が足りん。

肉を慌てて食べすぎたもんだから、またもや次の皿まで時間を持て余すというね。
でやっときました鯛のタルト。

確か甘鯛のタルトだったかな。パイ生地はサクサクだったけど、
すり身の部分は甘鯛だったせいか、あまり鯛っぽさを感じられず。
一番上に乗ってたエビはぷりんぷりんしてて良かったなぁ。

でメインの盥うどん。
『盥』と書いて『タライ』と読む。
初めて知ったですよー。
どんな盥がくるかと思ったら、土器!?って感じの盥でさ(笑)

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これをお出汁でいただきますよっと。
ちょっと塩味が薄いんでない?なんて思ったら、これかちょうどいいのよ。
出汁がしっかりしているせいなのかね?
それとこの土器感溢れる盥のフチ。
うどんを出汁椀にひっぱりだすのにちょうどイイ!
それにしても凄い量。
今までの薄盛りはなんだったの?てくらいの量でさ。

もう食えーん、となったところでデザートタイム。

自家製黒糖葛餅のアイス添えなんだけど、もう腹に入らない…お、美味いな、これ、と。
むっちりムチムチな黒糖葛餅と蜜、アイスのバランスがいいのだよ、これが。
スプーンがなくて食べるのに苦労したのも良き思い出(笑)

皿と皿との間が20〜30分ほどあるから、早食い者にはちと辛いけど、
ゆっくりとたくさん笑って喋ることができた古希祝い会でした。
うまかったなぁ。
ごちそうさまでした!


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いちこまうどん / 羽後本荘駅

夜総合点★★★☆☆ 3.3