(新)さんっ、ななっ、はっち ~本店~

(新)さんっ、ななっ、はっち ~本店~

新しい『さんっ、ななっ、はっち ~本店~』です

汐彩@西荻窪で2人の忘年会

色々と下手こきまくる職場の上層部のお陰で、
ガッツリと削られたものの、なんとかボーナスが出た。
ここで、今年は節約を...なーんて思わないのが俺ら378コンビ。
こんな時こそ美味しいものを食べて今年の2人を労り、
さらに明日への活力にしようじゃないの、ということで、
昨年同様、西荻窪の汐彩で忘年会を開催。


入り口直近のテーブルに腰を下ろす。
他のお客さんが来て扉が開く度に冷気が入り込むので、
腰痛もちの中年には、ちとしんどい席。
でもそんな冷気を吹っ飛ばす料理が出てくるのですよ、これが。
まずはビールと邪(気)を払うという、じゃばらのサワーで乾杯。
寒さに負けず、グイっとビールをあおると気分も上がるてなもんで。
今回はふぐちり鍋コース1人前にアラカルトという我が儘を通してもらったですよ。
もうね、酒を飲むと途端に少食になる俺らなので、
こういうコースの使い方を許してもらうと非常に助かるですよ。
というわけで前菜からスタート。

もうね、これだけで十分過ぎるほど上品な肴になるというね。
あとでポン酒にアテようと思って残してた肴を、
さらっと7担当の人に奪われたのは、悔しかった!(笑)
その悔しさを忘れさせてくれたのが、ふぐ刺。

しっかりとした弾力。噛めば噛むほどジワジワと甘みが染み出す。
ポン酢をつけすぎちゃうと、その歯ごたえしか分からないなるけど、
その歯触りも味の一つと思えばまた美味し、てなもんで。
続いて大間・生本まぐろの赤身。

昔、阿佐ヶ谷の登龍で食べたまぐろの赤身がすごく美味く、
アレを超える赤身には出会えないだろな、なんて思ってたけど、
あっちゅう間にそんな思いは塗り替えられた。
赤身なのにぬっとりと歯に吸い付くような食感っていうのかな。
その美味さに思わずこんな顔(>_<)になってたみたい
美味いのに困り顔って...(笑)
こんな時にビールなんぞ飲んでられーん、ということで、
こなき純米の燗酒と酒盗を追加。

俺ってば酒盗が苦手なんだけど、ほんのちょっと入った生姜のお陰で
一気に酒盗好き男に変身してしまったという。
酒盗に生姜。大事なのでもう一度言います。酒盗に生姜。
ここでコースのふぐひれ酒。

なぜマッチ?なにすんの?
とワケが分からず、フタを取ってマッチ火を近づけてみるも
なーんも変化なし。そこで女将さんに聞いてみると、
マッチに火をつけ、フタを取った瞬間に火を近づけるといいよ、とのこと。
ひれ酒を箸の尻でかき混ぜ、すぐにフタをし再チャレンジ。

ポッと青い炎が上がり、2人して小さく拍手。
勉強になるなー。
さぁさぁこなき爺に合う肴が続くよー。



ゆり根の天ぷらに、やりいかの塩辛と真だち白子の酒蒸し。
嗚呼、写真を見ただけで、涎が出てくる。
ホクホクのゆり根に上品な塩辛と濃厚な真だちの白子。
酒が進まないワケがない。
で、コースに戻り、ふぐちり鍋。

まずは骨付きの身、つまりアラを投入し、しばらくしたら
切り身を投入し、豆腐だ野菜を投入し、しばし待つ。

ホフホフとアラに喰らいつく。
刺身とは違ったしっかりとした食感。
コラーゲンなのか、ネトっとした感じもある。
見た目は鱈っぽくもないが、歯ごたえが全然違う。
汁もうんめー。雑炊にするから、あまりゴクゴク飲めないけど、
飲み干したくなるほどうんめー。
酒を飲むのを忘れちゃったくらいだよ。
で、雑炊。

薄く切った餅を入れてもらったので、雑炊だけど、
おじやのような粘りがある。
さらっとしたのが好きなら餅抜きが正解かもね。
なんにせよ、ふぐの出汁を最後まで米粒と共に食す。
2人でホフホフ言いながら食す。
労ってるネー(笑)
美味かった!
〆の水菓子はロールケーキ。

ムチムチのスポンジはほうじ茶味だったかな。
クリームの部分は、一つが栗で、もう一つは小豆。
緑茶によくあう美味しいデザートだったよ。
さぁさぁ美味しいものをたくさん食べたし、
稼ぎ時の年末年始に向けて突っ走るどー。
ごちそうさまでした!


【関連記事】
西荻窪の汐彩で旬な鱧をおもいっきし堪能する(2013/07/06)
冬ボでゼータク。汐彩@西荻窪で贅沢晩餐。(2013/12/06)
活ハモのフルコースを堪能する@汐彩,西荻窪(2014/08/21)