(新)さんっ、ななっ、はっち ~本店~

(新)さんっ、ななっ、はっち ~本店~

新しい『さんっ、ななっ、はっち ~本店~』です

食って良し、作って良しの献上寒ウツボで楽しい週末の夜を過ごす

先週の日曜日のできごと...

日曜の朝8時過ぎ。師匠からメッセージが届く。
なんでも献上の品があるから、東京駅までいでよ!と。
まぁ、前日に新ワカメを採りにいくとのことだったので、
きっとそれかなぁ、と。あわよくばアイナメもいるかも...
なんて捕らたぬ気分で出かけたってワケ。
で、持ち帰ったのがコチラ↓

ウ・ツ・ボ。寒ウツボ


(´・д・`)エー...ウツボ...?
もちろん新ワカメとメカブも献上されたけど、
ウツボインパクトさに怖気づき、写真を取り忘れた始末。


と、とにかくウツボを捌こう。
教えてもらったつべで予習をして捌こう!となったワケ。


ボウルに入ったウツボに酢をかけぬめり取り。
って、師匠が手を下してくれたせいか、そんなにぬめってない。
まぁ、それでも2回ほど酢洗いをして、おまけに塩洗いも一度した。
で、キュッキュになったところで、まな板にドン!

ここからは7担当の人の出番。
強靭な皮と格闘しながら背開き敢行。
師匠は小さめだから開きやすいすよー、なんていうけど、
ドン素人な俺らには、まさに悪戦苦闘でね。

つか、7担当の人がいなかったら、道端廃棄しとったは。


で、7担当の人は何を思ったか、頭から脊柱(背骨)の1本抜きを始めてね。
アナルで前後に分ければ捌きやすい言われたのに、
骨格標本魂に火が点いてしまったらしく頭と脊柱を繋げておろす、と。
わちゃくちゃしてたでの写真はないのだが、
なんだかそれっぽくおろしちゃうのが7担当の人。
さすがセンスの塊な7担当の人。

これは後日、蒲焼きにでもするとのこと。


で、まずは骨のない腹の身でつくったたたき。
お腹が弱い俺なので皮だけでなく、身もバーナーで炙ったったー。


味は蛋白だけど、皮身から溶け出した脂と焦げ感のある皮が良き。
脂の強さゆえ、そればっか食べてたら飽きてくるけど、
塩やわさび醤油で味変してるとなんぼでも食えそう...いや、飽きる(笑)


お次は鍋。

当初は新わかめしゃぶしゃぶの予定だったけど、標本作成のために、
頭~脊柱を煮る必要があったので、ついでにそれらで出汁を取る。
取るのだが...想像以上の味が出でこない。皮身がないのがいかんのか?
そこでだしパックを投入し、ワカメの茎も投入したら...すご旨出汁に変身!
ウツボに睨まれつつ、新わかめをしゃぶしゃぶ。
これまたオツなものでね。
生姜ポン酢とワカメじゃ腹が膨れん!と思ったけど、
ワカメが胃袋で物理的に膨らんで、腹がいっぱいよ(笑)


あと、鍋で煮られたウツボね。
これ、すっっっっっっごく旨い!旨いのよ。
火を通したタイのような身で、味はタラとウナギのいいとこ取りって感じ。
うまく表現できんのだけど、骨がなけるえば、一級品になれるくらい旨い。
特に頬肉と脳天。意外に身があって、2人で奪い合い(笑)
なんだかんだで時間がかかってしまったので、メカブは翌日にもちこしさー。


ちな、出汁がらとなったウツボ
タッパに入れられ...

ポリデント!(笑)



さてさて、上手く標本ができるかなぁ。
ごちそうさまでした!


【追記】
たった2日でここまでキタ!おどろきー。




【追記】
ウツボの蒲焼き。骨の多さとゴツさに辟易するも、すっごく美味しくて驚いた!