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ヒメツメガエル全滅の反省

ラオウの最後の姿

先日、我が家のヒメツメガエル達が全滅した。
全滅しました、ハイ、それまーでーよ。
じゃ、逝ってしまわれたヒメツメ達に悪いので
反省と今後への対策案ということでいろいろ考察してみた。
まずは原因。
ケンシロウ子が脱走後に死亡。
続いてトキ2世も脱走後に死亡。
さらにラオウに至っては衰弱しつつ
脱走を図ろうとするのでプラケで
養生させるも死亡という状況が続いた。


なぜこんなにも脱走しようとするのか?
それが疑問だった。
で、ラオウが死に、その骸を眺めててハタと気付いた。
四肢および腹部が紅い…。もしやレッドレッグ?と。
ここでやっと単なる逃走ではないのでは?となった。


レッドレッグ…言葉としてはネットで噂には聞いていたが、
まさが我が家のヒメツメがなるとは思ってなかったので
ちょこちょこと調べてみることに。


■レッドレッグとは
1.原因
グラム陰性桿菌であるAeromonas(エロモナス)属や
Pseudomonas(シュードモナス)属等の細菌感染による
皮膚敗血症で、赤肢病や細菌性皮膚敗血症とよばれる。
2.症状
四肢や腹部が充血して赤味を帯びる。
その他に食欲不振、腹水、身体の皮膚の剥離が見られる場合がある。
3.治療
TC系抗生剤の早期投与や、0.2〜0.5%の食塩水での薬浴。
4.予防
新規個体を導入する際には、約1ヶ月の検疫期間を設け、
個体観察および薬浴で病原菌を水槽に持ち込まないようにする。


ですって。
レッドレッグと皮膚呼吸の関係性 レッドレッグと皮膚呼吸の関係性 レッドレッグと皮膚呼吸の関係性



ここで思い出してみると、確かに脱走を図ったヒメツメ3兄弟は、
死に際の四肢および腹部が紅かった。
真っ赤というワケではなかったが、
元気な時より強い赤味を帯びていた。
そして食欲が落ち、脱皮とも落屑ともとれる症状もあった。
レッドレッグになると皮膚呼吸が阻害されるため、
なるべく水中から出ようとする、という説もあるのだが、
うちのヒメツメ達が脱走しようとしてたのは、
そのせいなのだろうか?
レッドレッグが原因だとしたらどうやって
うちの水槽が汚染されてしまったのだろうか…。


俺の小さい脳みそで考えられるのは2つ。
まずは水質悪化に伴うレッドレッグ起因菌の増殖。
これはあり得る。
パッと見、水槽内の水は綺麗に見えていたが、
実は汚れていたのかな、と。
もしコレが原因だとすると、月に1、2度の水替えで
回避できるようになるハズである。


そしてもう1つは新規個体導入時の検疫。
幻の新入り

実はエントリーしてなかったが、この全滅事件が
起きるちょっと前に、新規で4匹のヒメツメを導入し
(あまり環境の良くなさそうなプラケで飼育販売されていた)、
メイン水槽で馴化させていたのだが、
ことごとく全滅してしまったことがあった。
その時は、個体がまだまだ小さすぎたことが原因かと思い、
あまり深く考えてなかったのだが…。
この時に原因となる細菌の持ち込みがあったことも否定できない。


つーまーり、だ。
新規個体を導入する際は、隔離検疫期間を、
少なくとも数週間はとり、水替えを適時行えば
レッドレッグは防げるのではなかろうか、と。
それとA. hydrophila(エロモナス ヒドロフィラ)は、
冷蔵庫の中で食品を腐敗させることがあり、
食中毒の原因菌となり得るので注意が必要だなぁ、と。
いずれにしろ、飼い主が気をつけることで
回避できることが多々あるわけで。
今回の悲劇をムダにせんように、しっかり肝に銘じなきゃだわ。


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今日のヒメツメガエル達