(新)さんっ、ななっ、はっち ~本店~

(新)さんっ、ななっ、はっち ~本店~

新しい『さんっ、ななっ、はっち ~本店~』です

今年も汐彩@西荻窪で2人の忘年会

昨晩(2015年12月12日)の出来事。




夏の鱧はタイミングが合わず赴くことができなかった西荻窪の汐彩。
冬は絶対行きましょう、と7担当の人とお約束。
で、嬉しい冬ボの季節。
相変わらず上層部がゴタゴタし続けている我が勤め先。
もちろん昨年ガッツリ削られたボーナスは復活することがなく。
でも。それはそれ。
ちゃんとした美味しいものを食べて来年の活力としましょーよ、
と1年振りな西荻窪の汐彩に向かったですよー。



今回は初めてのカウンター席。
なかなかカウンターに座れなかったので嬉しい(・∀・) イイ!
ビールで乾杯し2人の忘年会スタート。
今年はコースを頼まず完全アラカルト。
悩みすぎのストレスで脱毛しそうなくらい
美味しそうなメニューがズラーっと並ぶ中から、
厳選に厳選を重ねつらつらとオーダー。


まずはお通しの蟹と菊の和え物。

蟹の甘味、菊の苦み、マヨの酸味。
うぅ、いきなり美味しい。テンションが上がる。


そんなに間を置かず天然とらふぐの刺身。

ごりごりのふぐ刺しに旨すぎるポン酢がビッタンコ。
皮身も歯触りがよく酒がススムくん。
噛みしめて旨さを味わう刺身って不思議だよね。
7担当の人はここでビールからふぐヒレ酒にスイッチ。

蓋をサッとずらしマッチで引火( ´Д`)y━★
ボッ!っと火が点ると盛り上がるってなもんで。
ふぐの旨みと香ばしさが移った酒。
飲んでヨシ、香ってヨシの優良酒。


そこに伊勢エビ(中)さんの登場。


活のエビって歯応えは良いけど旨みがイマイチ、
って事があるけど、伊勢エビさんの身は別。
歯触り、甘さともにステキング。
しょくしょくした歯触りの隙間から滲み出る甲殻類の甘さ。
うぅぅぅ...ぅまいよぅぅぅぅ。
俺もビールを止め、こなき純米の燗酒で伊勢エビを堪能。


ここらあたりで店はほぼ満席だったのかな。
あちらこちらで楽しそうな声が店内に溢れる。
大人の方々が集う店だからか。
そのざわめき感が耳障りじゃないってのが良いよね。
それにしても板さんの気遣いが凄い。
超忙しいハズなのに、冷静に店内へ気を配りまくる。
まるでフロア担当さんより見えているんじゃない?
ってくらい店内の変化に気付いていくんだから驚き。


なーんて感心しているところに三厩の生マグロ。
赤身と中トロの合盛りさー。

昨年は大間で今年は三厩
どちらも津軽海峡の荒波にもまれた本マグロ。
赤身はマグロマグロした風味の強い一品で、
中トロは舌と上あごでとろけゆく一品。
ひと口食べる度に、ほぅ...とため息が漏れ、
その度に辛口なこなきじじいを流し込む。
幸せ。


ちょっと箸休め的にふぐの粕漬けを頼んでみた。

ふぐの卵巣の糠漬は金沢で食べた事があるが、
身の粕漬けは初体験。
ふぐの旨みに粕の風味と塩味が合わさり酒がすすみまくる。
ちなみにここらあたりでは、こなき純米の冷やをあててたかな。
サービスでつけていただいた、ふぐ皮と白子の煮こごりがまた絶品でね。
ゼラチンが一切使ってないのにぶるんぶりん。
口に放り込むと、体温で溶けた濃厚な白子の風味が口腔内に、ぶはっ!とひろがる。
もうね、頬が緩みまくり。
7担当の人もひれ酒のつぎ酒投入で顔が桜色。





そこに真鱈白子の天ぷらと生ゆば煮おろし、かに味噌
嗚呼、もうそんなに酔わしてどうすんの、と
呟いちゃうくらい酒がすすむ。
あつあつの濃厚なたち天に上等な揚げ出し豆腐のようなゆば煮おろし。
いつまでもチビチビとつまんでいたいかに味噌
もうね、酒を切るタイミングがまったく分からない(笑)
まったくもって口福。
このままじゃ酔いつぶれっちまう、と思った俺は、
先ほど食べた伊勢エビの頭の味噌汁を発注。

もうね、ひと口のんで、ほぅぅぅぅぅ、っとため息。
美味いため息って幸せの証拠よね。
もう何も言うまい。
ここでごちそーさん、と思ったら〆のデザートを出していただいた。

ヌガーグラッセ
生クリーム感とドライフルーツの酸味がベストマッチ。
カチっと固い雰囲気なのに口溶けは滑らか。
ポン酒で火照った身体がクールダウンしてゆく。


今年一年。
頑張った俺らへのご褒美は、貰いすぎ、と思うくらい
嬉しく美味しいご褒美でしたとさー。
ごちそーさんでしたー!





【関連記事】
西荻窪の汐彩で旬な鱧をおもいっきし堪能する(2013/07/06)
冬ボでゼータク。汐彩@西荻窪で贅沢晩餐。(2013/12/06)
活ハモのフルコースを堪能する@汐彩,西荻窪(2014/08/21)
汐彩@西荻窪で2人の忘年会(2014/12/13)