7担当の人のじいちゃんが亡くなった。
俺は2度しかあった事がなかったが、
うちのじいちゃん同様、銀髪のシャンとしたじいちゃんだった。
90過ぎてんのに、7担当の人とケータイメールで
コミュニケーションをとっちゃうような、今風なじいちゃんだった。
軽トラのエンジンを1回、ヴーーーン!とふかし、
俺を見てニヤリとしてから出発するような洒落たじいちゃんだった。
正月用にと買った蝋梅がだんだん咲き始めた頃の出来事。
大きく膨らんだつぼみをそっと棺桶に入れた。
寒い寒い帯広の冬。
じいちゃんがばあちゃんの待つとこへ旅立った。