ここは知る人ぞ知る、そして知らない人は全くしらない境の名店・こいまり。
静寂の中に、カチコチと時計の音だけがする店。
おとうさんに会ったのは30周年記念パーティー以来だ。
近況報告をし、その報告をそばで聞いていた名も知らぬ常連さんにお祝いしてもらう。
そんなことがサラッと通る店。
なかなか顔を出せない俺だけど、始めて顔を出してから十数年が経つ。
以前は俺の青さ故に、目に涙を貯めながら説教してくれたおとうさん。
そのおとうさんがカウンターに立っているのをみてホッとする。。。