2006-11-12 上を向いて おれ いつの頃からだろう。 気がつくと空を見上げるクセがついた。 桜を眺め空を見上げる。 入道雲を恨めしく思いながらも空を見上げる。 夜の街に金木犀の香りを探しながら空をみあげる。 落ちてくる雪を口を開けながら空をみあげる。 闇夜の烏 そこに居るのにどこにも居ない。 自分の存在はその程度。 そう思いながらも空を見上げてきた。 いつかあの空に。 いつか陽の当たる場所に。 残飯を漁りつつもやってきた。 もうすぐあの大空に。。。